うつ病 闘病記
睡眠自覚認識障害
一睡もできない?
不眠はますますひどくなり、とうとう一睡もできなってきました。
「夕べは一睡もできなかった」と、すっかり憔悴して私が言うと、家内が「いびきをかいていたから眠っているよ」と言うのです、
そんなばかな、いびきなどかいてるはずがない、私は昨夜一睡も出来なかったんだ、と思ったのですが、そういえば、私は家内より先に布団に入ったのに家内が寝室に入って来た事を覚えていません、不思議です、じゃ、やっぱり眠っていたのか?
そして、そんなことが何回かあるうちにだんだんこの現象がわかってきました、私は自分では眠ったことがわからなくなっているのです。
不思議な病気

顔の真上にICレコーダーを吊るしておいきます。
このくらいしないと いびきは録音できませんでした。
自分で確認する
私の不眠は、なかなか寝付けない、眠っても何度も目が覚める、目が覚めるとなかなか眠れない、何回目かの覚醒でもう眠れなくなり朝になる、ような不眠でした。そして、この眠ったり目覚めたりしている中で眠っているのに眠ったことが分からなくなっているようです。
どんな風に、眠っているのか、それをどうしても確かめたいと思いました。そこでICレコーダーを買いました、テープレコーダーの様なものでメモリーに録音するタイプの物です。これで、一晩中自分のいびきを録音してみることにしました、そして、翌日パソコンにICレコーダーの波形を読み取りいびきが入っている所を確認するのです、その結果、びっくりすることがわかりました、「えっあの時は眠っていたの」みたいな事がぼろぼろ出てきたのです。
エピソード1
ある日、1時間ほどICレコーダーで録音しながら昼寝をしてみました、しかし眠れませんでした。
1時間ほどして家内が寝室に入って来て「眠れた?」と聞きました、私は「眠れなっかた」と答えました。
早速、パソコンに取り込み波形を確認しました、すると驚いたことに30分くらいでいびきが録音されているのです、いびきは家内が部屋に入って来たところで止まっていました、そして家内が「眠れた?」と聞き、私は「眠れなかった」と答えています、つまり私は「眠れなかった」と答えた10秒前までいびきをかいていたのです。
あれで眠っていたなんて、自分でやった実験でなければ絶対信じられません。
それほど眠ったことは自分ではわかりません。

ICレコーダーの波形
エピソード2
私は睡眠薬を飲んでいましたが、眠れないとどうしても睡眠薬を追加して飲んでしまうのです。
その日も眠れず、とうとう3時ごろ睡眠薬を追加で飲みました。
翌日、録音をパソコンで確認すると2時頃いびきが入っています、信じられませんでした、2時頃といえば眠れなくて
パニックに陥っていた時間です、眠れない眠れないと悩んでいた真っ最中に眠っていたのです。
自分で録音していても容易に信じられませんでした、あの時に眠っていたなんて。
対策
私は、自分では眠ったことがわからないことははっきりしました、ではどうすればいいのでしょう?
病院で先生に相談しましたが、このような病気はまったく知らないようでした(大学病院も考えましたが予約が何ヶ月も先になるので止めました)
この病気で不便なのは翌日には録音で眠ったかどうかがわかるのですが、布団に入って眠ろうとしている時に眠ったかどうかがわからないことです、これはとても不便です、眠ったことがわかれば安心してさらに眠れると思うのですが、眠っていないと思うから不安に駆られるのです。そこで、眠ったことを知るために色んなことを試しました、色々やったのですが、実際に効果があった方法をご紹介します。
時計法
夢判定法
研究結果
ICレコーダーの録音と昨夜の自分の感覚とを比較して、どんなふうに眠っているのか随分と研究しました。
時々ICレコーダーのマイクを指ではじきコメントを録音しておきます、指ではじいた所はパソコンで見た時 波形がはっきり分かるので、そのときはどんな風に眠っていたのか調べるのです。
私は途中で何度も目が覚めるタイプの不眠ですが、その眠っていた時間の長さによって眠りの自覚に差があるようです。
眠っていたのが1時間以下なら眠ったことがわかりません、2時間以上だとなんとなくわかります、4時間以上連続で眠れると(めったにありませんが)完璧にわかります。
また、中途覚醒の順によっても睡眠の自覚が違います、1回目の睡眠は非常に分かりづらいです、私はなかなか寝つけないと思っていましたが、ICレコーダーの録音では布団に入って30分くらいでほぼ確実にいびきが入っています、そして1時間くらいで目が覚めるのですがその時には眠ったことがわからないので寝付けないと思っていたのです。(つまり私は実は大変寝つきが良かったんです)
2回目3回目の中途覚醒は慣れると なんとなくわかります、しかし4時頃の中途覚醒後も短い睡眠と覚醒を繰り返しているようですが、これはまったく分かりません。(この時はいびきをかかないので録音でもわかりません、ただこの時点で起きてしまうとその日一日非常に眠いので 眠っているのだと思います)
また、非常に面白いことに、夜中に眠れないことが不安になったり、あるいは時刻が気になったら、今 目が覚めた所だと思って間違いありません。実はこの現象が分かってきたのでICレコーダーを指ではじき特定の瞬間をあとで確認してみたのです、まず確実といっていいくらい指ではじいた時刻の直前までいびきが録音されています、なぜか、目が覚めた直後に眠れないことが不安になります。
睡眠の判定方に書いていませんが実はこの現象も睡眠の判定に使えます、つまり夜中に眠れないことが不安になったら、今まで眠っていたと判断するのです。
ただし、これはかなり熟練がいります、自分の自覚と実際とを少し研究しないとこの感覚は分かりにくいです。それに眠れないと感じることそのものを眠った証拠だと考える訳ですから、信念のようなものが必要です。
この病気の人の睡眠のコツは、ともかく布団に入って、目をつむって、出来るだけ何も考えずに、じっとしていることです、一晩中起きていても問題ありません、結構 朝が早くきます、そして充分に眠れています。(布団に入っている時間は少し長めがいいです、8時間くらい)
原因
不眠症のみなさん
不眠症で悩んでいるみなさん、ひょっとしたら、不眠症ではなく睡眠自覚認識障害かもしれませんよ。
もしこの病気なら自分では絶対に眠ったことがわかりません、だから眠れない眠れないと思っているはずです。
「もう一ヶ月も一睡もしていない」などと感じている方がいらしたら、まず間違いなく睡眠自覚認識障害だと思います、
一度、眠っているかもしれないと疑ってみてはいかがでしょうか。
自分での確認は、時計法が一番手軽です、夜中に時計を見て自覚上の時間と比較してみてください、自覚よりも不自然に時間が経過していることがあれば睡眠自覚認識障害だと思います。専門の病院に行ってもいいですが、私の場合、慣れました。耳鳴りと同じで、年をとったので体がだんだんぼろくなっているんだと思うことにしました、布団に入って目をつむってじっとしていればいい と思っています、それで眠っているなら別に問題はありません。
お便りを下さい
もし私と同じような不眠で悩んでいる方がいらしたら、ぜひお便りを下さい、またよろしければお便りをこのサイトで公開したいと思っております。
情報交換を行い不眠で悩んでいる方に少しでもお役にたてればと思っています。
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